JF糸島では、皆様が糸島産の水産物を消費する機会を増やすとともに、JF糸島と糸島での漁業への理解推進を図る取り組みを行っております。皆様が家庭で魚の調理を楽しみ美味しく経済的に消費する活動が重要で、魚の調理方法や旬に関する知識を皆様に伝えるための活動を行っております。
糸島漁協では、約40年前から稚魚・稚貝の放流を行ってきました。
古くから糸島の地先では磯根漁業(海士)や小型底曳網漁業は盛んに営まれています。近年の漁獲量の減少は地球温暖化による海洋生物への影響として身近な事となっています。
JF糸島では、将来的に安定した漁業が行えるよう多種の稚魚・稚貝を購入し、放流と追跡調査を実施しています。また漁協・漁業者による操業期間、操業海域、漁具、漁獲量の制限を自主的に行っています。
クロアワビ稚貝放流
(30mm、107,000個)赤ウニ放流
(20mm、50,000個)クロメバル放流
(8cm、12,000匹)車エビ放流
(30mm、500,000尾)ヨシエビ放流
(15mm、250,000尾)ガザミ(ワタリガニ)放流
(5~10mm、250,000匹)(平成28年度実施)
近年、糸島半島沿岸海域では、ガンガゼやムラサキウニ、ヒトデ類の増加がみられ、これら植食性動物による接食圧が原因による磯焼けが確認され、その範囲も拡大傾向にあります。
糸島漁協では海士漁業者によるウニ類除去や母藻の設置を継続的に行い、藻場の修復・再生に努め、定期的に海藻の繁茂状況や、ウニ類の生息状況を観察、把握し磯焼け防止の活動を行って魚貝類の生息環境も保全しています。
接食された海藻
海藻が食べつくされ白くなった海底の岩礁母藻の設置
海藻の種がついた装置を直接投入したりもします。定期モニタリング
定期的に観測を行い、外敵や藻場の状況を把握していきます。ウニ駆除
異常繁殖したウニ類を漁業者により駆除します。回復した藻場
地道な活動によって復活した藻場の様子です知っていますか、海のルール
このような活動を行い豊かな漁場を育てています。
ウニ、アワビ等の魚介類を「獲ったり、所持したり、売ったり」すると3年以下の懲役、若しくは200万以下の罰金を科せられます。
※潜水器を使用して採捕するなどした場合最高刑
糸島漁業協同組合・糸島警察署